悲劇的に似ていない、ロックスターの肖像13「世界一高価な楽器」

雨も上がり、夜は随分と涼しくなった気がする。
 
僕の暮らす横浜の山の方では、
まだ日中は蝉がギンギンに鳴いているけど、
夕方ともなるとどこからか
秋の虫の鳴き声が聴こえてくるようになった。
 
コオロギだろうか。
いや、鈴虫だろう。
それともマツムシ?
 
合唱が賑やか過ぎて
秋の虫合唱団の構成員がよくわからない。
 
夏の終わりと
秋の気配を感じます。
 
 
毎年秋になると聴きたくなるアルバムがある。
 
ジョニ・ミッチェルの「Bllue」というアルバムだ。
 
久しぶりに彼女の歌声を聴きながら、
まるで世界一高価な楽器のようだ、と思う。
 
もちろんプライスレス。
 
自分の声も、こんな風に鳴らせるだろうか。