悲劇的に似ていない、ロックスターの肖像8『俺も絶対に死にたくない』

ライブのオープニング。

 

ステージの両サイドまで走り、

スタジアムに集まった観客を鼓舞するかのように煽る。

 

既に盛り上がっているけど、

そんなことはおかまいなしに、煽る。

 

叫び、ヘッドバンギングするスタイルは、

ニルヴァーナでドラムを叩いていたあの頃のイメージそのまま。

 

ライブが終盤に差し掛かっても、

デイヴ・グロールは叫んでいる。

 

声が枯れて出なくても、叫び続ける。

 

FOO FIGHTERSの「WALK」という曲が好きです。

 

途中、彼が繰り返し叫ぶシーンが、特に胸に迫るものがある。

 

"俺は絶対死にたくない

俺は絶対死にたくない

ひざまづいても

俺は死にたくない

俺は自分の墓の上で踊る

炎の中を走り抜ける

永遠に

いつだって

俺は絶対死にたくない

ここを絶対離れたくない

決してサヨナラを言わない

永遠に

いつだって

永遠に"

 

若かりし日にデイヴが経験したことを思うと、

胸が痛くなる。

 

けれど、だからこそ、

「俺は生きたい」と叫び続けるデイヴの意志に、

強く共感するんだろう。

 

俺も絶対に死にたくない。

 

最後の最後までは。

 

つづく

--

【菊永真介ソロ作品 リリックMV】

「あおむけの宇宙」

https://youtu.be/OGv9sYUxlkM

「貝殻の部屋」

https://youtu.be/HV4eSJG_UDg

「HAPPY?」

https://youtu.be/OGv9sYUxlkM

  

--

【菊永真介ソロ作品 サブスク配信】

Apple Music

https://apple.co/3qSwduW

Spotify

https://spoti.fi/3n71YOC

  

--

菊永真介ソロWebサイト

http://s-kikunaga.jimdofree.com