「悲劇的に似ていない、ヒーローの肖像3」

大学生の頃にいたバンドサークルに、

Bob Dylanが好きで、格好や髪型まで若い頃のディランにそっくりなやつがいた。

 

面白いやつだったけど、

ことあるごとにその頃俺が大好きでハマっていたOasisのことを

「あんなのは過去のアーティストのマネっこだ」などと酷評するもんだから、

僕はBob Dylanを好きになれなかった。

 

ごめんよ、Bob Dylan。

あなたにはまったく関係なかったのに。

 

その後、しばらくして、

「アイデン&ティティ」という映画がきっかけで、Bob Dylanを聴くようになった。

 

Bob Dylanと言えば、何年か前にノーベル文学賞を受賞したから、きっと歌詞も世間に評価されているんだろう。

 

僕は英語がそこまで理解できないし、勉強不足なので、その歌詞の凄さというのがまだ理解できないでいる。

 

けれど、「アイデン&ティティ」の主題歌にもなっている「Like A Rolling Stone」を、

ある事情で(詳しくは映画「No Direction Home」)ブーイングが巻き起こる中、

客席に向かって叩きつけるように歌う

Bob Dylanの歌声と姿には、胸を撃たれた。

 

 

今更だけど、

君はボブ・ディランの真似じゃないか。

 

けれど決して、憧れている人の真似をすることは、悪いことではないんだよな。

 

 

今日はBob Dylan、80歳の誕生日だそうです。

おめでとうございます。

 

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【菊永真介ソロ作品 リリックMV】

「あおむけの宇宙」

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「貝殻の部屋」

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「HAPPY?」

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